使い方を知るだけで

今やコンピューターソフトは、ビジネスにはなくてはならないハイテク文具として、ビジネス文具の代表選手になっているものと言えるでしょう。 そうしたコンピューターソフトの中でも、スプレッドシートやワープロといったものが、インターネット利用には欠かせないWEBブラウザと並んで、もっとも使用頻度の高い日常的なビジネスツールとなっているわけなのです。 このために、スプレッドシートやワープロというソフトの使い方を知っているかどうかによって、その作業効率というものが格段に違ってくることになるのです。 ところが、今やスプレッドシートもワープロも非常に多機能化してしまったために、返ってその使い方を知るのが大変、といったことにもなってしまっているのです。 それでも、長い間、ずっとパソコンを使って来たような人であれば、その初期の頃からスプレッドシートやワープロといったものに馴染んで来ているために、必須となる基本的な機能と後から付加された機能との見分けもおおよそは付くので、効率よくこうしたソフトを使いこなせるのですが、多機能化してしまった時期から使い始めた人にとっては、その使い方を一通り知るというだけでも、なかなかに大変なことなってしまうのです。 書店のハイテク書籍のコーナーに行けば、このスプレッドシートやワープロの使い方を解説している入門書や専門書がたくさん並んでいるのも、その使い方がよくわからなくて苦労している人が少なくない、ということが反映されているからとも言えるわけです。 確かに、スプレッドシートやワープロが多機能化されたおかげで、専用のソフトがなくても、スプレッドシートで財務会計処理ができてしまったり、ワープロでWEBページの編集ができてしまったりと、使いこなすとができれば非常に便利になってはいるのですが、多機能化され過ぎているために、逆に、ごく基本的な処理を行うための使い方を知るのが難しくなっている、という問題も発生してしまっているのです。 この意味では、ソフトの多機能化によって、その使い方を知るだけでも大変になってしまった時代、でもあるのです。